現在、谷口さんの会社ではインターネットメールをインターネット上にあるメールサーバー(メタインフォのSendmail with POP3)で受けていると思います。 そして、各クライアントにあるインターネットメールソフトからFireWallを超えて、POP3でメールを取り出したり、SMTPで送信するようになっていると思います。 前提条件ですが、ノーツドミノサーバーは、FireWallの内側にあると考えてよろしいですね。 そうなると、各自のインターネットメールソフトと同じ事をノーツドミノサーバーがやってくれれば、一番良いわけですよね。 SMTP MTAは名前の通りSMTPのゲートウエーです。 送信は、FireWallを超えてSMTPで送りますので、個人で使っているインターネットメールソフトと同じような設定をSMTP MTAの設定で行えば良い事になります。 しかし、受信の場合、ノーツ・ドミノサーバーはPOP3では取りに行ってくれないのです。 つまり、SMTPで、ノーツドミノサーバーにメールを送信してやる必要があるのです。 それをやるには、インターネット側で動いている従来のメールサーバー(メタインフォのSendmail with POP3)に来たメールをSMTP MTAが稼動しているノーツドミノサーバーに送信するのが一番簡単です。 または、DNSを変更して、ドメインに来るメールの宛先(MXレコード)をノーツ・ドミノサーバーに変更すれば、従来のメールサーバー(メタインフォのSendmail with POP3)は全く関係なくなりますが、こちらの設定の方が難しいと思います。 FireWallの内側にあるSMTP MTAが稼動しているノーツドミノサーバーは、インターネットの世界からは直接見れません。(見れたらFireWallの意味がありません) そのため、FireWallの設定で擬似的に見えるように設定を行う必要が有ります。 話をも戻して、従来のメールサーバー(メタインフォのSendmail with POP3)に来たメールをフォワードして、FireWallの内側にあるノーツドミノサーバーに転送する場合も、同様にFireWallの設定が必要ですが、まだこちらの方が簡単だと思います。 SMTPのポートを開けて、さらにそこを通過できるサーバーを限定すれば、そこそこのセキュリティーも確保されると思います。(ノーツの場合SMTPのポートは25固定で、変える事ができませんので、注意してください) どちらにしても、FireWall(PROXY)サーバーの仕様や機能によって、やり方が違ってきますので、その辺りが分かる方と共同で作業を行う事をお勧めします。